英語の基本動詞12個の頻出フレーズを一覧にまとめてみた(イディオム、コロケーション、句動詞も)

英語  YOSHIKI  2023.2.5  2023.2.5

英語の動詞は無数にありますが、このノートではgetやtakeのような「超基本的だけど抽象的で使い方が難しい動詞」の使い方をまとめてみました。

目次

基本動詞とは

正確な定義があるわけではありませんが、getやtakeのように「初歩的かつ多義的な動詞」は基本動詞とよばれています。 例えば「get」は英検5級レベルの初歩的な単語ですが、「取る」「得る」「着く」「理解する」「乗る」「間に合う」など色んな意味で使うことができます。 これは、英検1級レベルの難しい動詞、例えば「wrangle」という動詞が「口論する」という限定した意味で使われるのと対照的です。

ではその基本動詞はどうやってマスターすれば良いのでしょうか? 1つ目の方法は、非効率的ですが、すべての意味を力ずくで丸暗記していくという方法です。 2つ目の方法は、抽象的なコアイメージから具体的な意味を推測するという最近流行りの方法です。 でも私は3つ目の方法、ふたつ目の方法とは逆で、具体例から共通する抽象的なコアイメージを作っていく、ネイティブと同じ方法が良いと思っています。

そこでこのノートでは、基本動詞を使った具体的なフレーズをまとめてみました。

be(ある)

beは大雑把にいうと「ある」という意味の自動詞です。 beは内容語というよりも機能語に近いので、他の基本動詞とはちょっと毛色が違うのですが、基本的な動詞には違いないのでまとめてみました。 ちなみにbeは助動詞として使うことも多いのですが、ここでは動詞として使う場合のフレーズだけまとめています。

「be+副詞句」のフレーズ例

「be+名詞」のフレーズ例

「be+形容詞」のフレーズ例

come(現れる)

comeは大雑把に言うと「現れる」という意味の自動詞です。

「come+副詞」のフレーズ例

「come+副詞句」のフレーズ例

「come+副詞+副詞句」のフレーズ例

do(〜をする/行動する)

doは大雑把にいうと「〜をする」という意味の他動詞です。「行動する」という意味の自動詞で使うこともあります。 doは助動詞で使われることの方が多いですが、動詞で使う場合はdo+名詞の形で「(名詞)をする」という意味で使われることが多いです。

「do+名詞」のフレーズ例

doは目的語を2つとることもできるSVOO型の動詞なので、例えば「do a favor for him」は「do him a favor」の形で表すこともできます。

get(〜を得る/達する)

getは大雑把にいうと「〜を得る」という意味の他動詞、または「達する」という意味の自動詞です。 getは第1文型から第5文型まですべての文型を作れる動詞です。

「get+副詞(副詞句)」のフレーズ例

「get+名詞(目的語)」のフレーズ例

getは目的語を2つとれるSVOO型の動詞なので、例えば「get a camera for him」は「get him a camera」の形で表すこともできます。

「get+形容詞(補語)」のフレーズ例

getは目的語と補語を両方とることもできるSVOC型の動詞なので、例えば「get angry」は「get him angry(彼を怒らせる)」の形で使うこともできます。

give(〜を与える)

giveは大雑把に言うと「〜を与える」という意味の他動詞です。

「give+名詞」のフレーズ例

giveは目的語を2つとることができるSVOO型の動詞なので、例えば「give a present」に名詞を追加して「give him a present(彼にプレゼントを贈る)」のように使うこともできます。

「give+名詞+前置詞が作る句」のフレーズ例

「give+副詞+名詞」のフレーズ例

目的語が代名詞の場合は「give it up」のように「give+代名詞+副詞」の語順になります。

go(向かう)

goは大雑把にいうと「向かう」という意味の自動詞です。

「go+副詞」のフレーズ例

「go+副詞句」のフレーズ例

have(〜を持っている)

「have+名詞(名詞句)」のフレーズ例

haveは大雑把に言うと「〜を持っている」という意味の他動詞です。 「have+名詞(名詞句)」という形で幅広い意味を表現できます。

keep(〜を保つ/保つ)

keepは大雑把に言うと「〜を保つ」という意味の他動詞です。「保つ」という意味の自動詞として使われることもあります。

「keep+名詞」のフレーズ例

keepは目的語を2つとれるSVOO型の動詞なので、keep a seat for himはkeep him a seatのようにも言える。

「keep+形容詞」のフレーズ例

keepはSVOC型の動詞なので、keep him waitingやkeep a door openのようにも言える。

「keep+副詞」のフレーズ例

look(目を向ける)

lookは大雑把にいうと「目を向ける」という意味の自動詞です。

「look+副詞」のフレーズ例

「look+副詞句」のフレーズ例

「look+副詞+副詞句」のフレーズ例

make(〜を作る)

makeは大雑把に言うと「〜を作る」という意味の他動詞です。 目的語を2つとってSVOO型の文を作ったり、目的ごと補語をとってSVOC型の文を作ることもできます。

「make+名詞」のフレーズ例

「make+名詞+形容詞句」のフレーズ例

makeは目的語を2つとることもできるSVOO型の動詞なので、たとえば「make a cake for him」は「make him a cake」の形に言いかえることもできます。

「make+副詞+名詞」のフレーズ例

「make+名詞+補語」のフレーズ例

補語の部分には、happyのような形容詞、leaderのような名詞、laughやdoのような原型不定詞がきます。

put

putは大雑把に言うと「〜を置く」という意味の他動詞です。

「put+名詞+副詞句」のフレーズ例

「put+副詞+名詞」のフレーズ例

take

takeは大雑把にいうと「〜を取る」という意味の自動詞です。

「take+名詞」のフレーズ

「take+副詞+名詞」のフレーズ

「take+名詞+前置詞が作る句」のフレーズ

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参考